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気象衛星ひまわり9号で障害 台風予測に影響 14時間後に復旧

[PR]  は11日、同日午前4時ごろに「ひまわり」9号で障害が発生したと発表した。機器の温度の上昇が原因で、冷却して、約14時間後の午後6時に復旧したが、台風の強さの予測や火山灰の高さの観測などに影響が出た。  同庁によると、ひまわり9号に搭載する観測用カメラ「可視赤外放射計」に不具合の可能性が生じた。日中に雲の動きを見る機能や、地上とのデータ通信は正常だが、主に夜間の雲などの動きを把握する機能が使えない状況が続いた。  気象庁は「データをご利用されている一般の方、業者の方々にご迷惑をおかけした。お詫び申し上げる」としている。  また、11日には29年度に運用開始が予定される「ひまわり」10号の活用に関する、気象局と協力覚書の締結式があった。式に参加した森隆志長官は報道陣から「ひまわり」9号の障害について問われ、「気象衛星はいったん打ち上げたら地上と違って、修理に行くことができない。いざとなれば待機している8号を使うことも視野に入れている」と話した。  「ひまわり」のデータは、独自の気象衛星を持たないオーストラリアでもや集中豪雨の観測に活用されてきたほか、アジア太平洋諸国を中心に30の国や地域で天気予報などに役立てられているという。(力丸祥子)

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元ひめゆり学徒隊・与那覇百子さん死去 96歳、児童書のモデル

 末期ので「」に動員され、戦後はとして活動した与那覇百子(よなは・ももこ)さんが8日、老衰のため死去した。96歳だった。  首里市(現・)で生まれ、沖縄女子部に在籍中の1945年3月末、学徒動員される。負傷兵の看護にあたり、6月18日に学徒隊に解散命令が出た後は戦地をさまよい、米軍の捕虜に。戦争で父と姉2人のほか、多くの級友を亡くした。  戦後の55年に上京し、東京や埼玉で生活。学校や自治体で平和の語り部として体験を語り、()の証言員としても活動した。  著書に「生かされて生きて」。22年に出版された児童書「ももちゃんのピアノ」のモデルにもなった。

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回り道人生の江本孟紀さんの「反権力」に共感 今の政治は学べるか

[PR] 記者コラム 「」 編集委員・後藤洋平  8月下旬から9月中旬まで、元プロ野球選手で参院議員も務めた野球評論家・江本孟紀さんに半生を振り返ってもらう連載「」を朝刊文化面で手がけた。  出場が決まっていたのに部の不祥事で出られなかった高校時代、外で東映フライヤーズに入団した翌年にさん率いる南海ホークスにトレードされての才能開花、そして阪神で活躍したのち「ベンチがアホやから野球がでけへん」の名ゼリフ?での突然の引退。挫折の連続から、予想もしなかった人生を歩んできたことを聞き、そのまま記事にした。  連載中には取材先から「エモやんの記事、読んでるよ」と多数声をかけられたが、私の専門がファッションや芸能、放送なので、「なぜお前が江本さんの連載を?」と聞いてくる人もいた。 20年前、さんら応援のあの選挙で…  初めて江本さんの取材をしたのは、参院議員を辞して立候補した2004年の選だった。当時私はスポーツ新聞の入社6年目の記者で、大阪を拠点に芸能と社会を担当していた。上司から選挙戦で江本さんに密着するよう命じられ、元サッカー選手のラモス瑠偉さんやのさんらが応援に駆けつけたことなどを含め、スポーツ紙らしい切り口で連日記事を書いた。  連載のなかで江本さんは「俺…

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TV局の大谷フィーバーはなぜ「視聴率が…」 フジ取材パス没収問題

[PR]  の強豪・ドジャースに移籍し、メジャー初の同一シーズン「50本塁打、50盗塁」、(WS)制覇を果たした選手。そんな人気を見込んだフジテレビに対し、NPB()は11日、の開催時間帯に大リーグのWSの録画放送を中継したとして、日シリの取材パスなどを没収していたことを認めた。  そもそも、この1年はテレビ各局の過熱した報道も目立ち、なかでも一部の報道番組や情報番組では、大谷選手のプライベートなどをつぶさに報じ、批判の声も上がっていた。なぜ、テレビ各局は大谷選手の扱いが過熱しがちなのか――。  「番組制作者もヒトの子。毎日、事件・事故を扱ってたら心が削られてしまう。でも、大谷選手のニュースは誰も傷つけないし、ポジティブな気持ちにさせてもらえる」。あるキー局関係者は、背景をこう話す。  大谷選手の結婚では、特に報道が過熱した。2月29日、大谷選手がで結婚を発表すると、テレビ各局は夕方のニュース番組などで次々と報じた。  NHKも、派閥による裏金事件を受け、のを中継している最中に速報。現職首相として史上初めて首相(当時)が政倫審に出席した日だったが、その日の報道番組「ニュースウオッチ9」では、大谷選手の結婚をトップニュースで扱った。  春には、「新居報道」問題が起きた。フジは情報番組の「めざまし8」や「イット!」、日テレは報道番組「news every.」で、大谷選手の米国の新居について撮影したり、近隣住人へ取材したりして、ネット上などで批判を浴びた。  その後、フジの港浩一社長と日テレの石沢顕社長は、それぞれの定例会見で謝罪。所属するドジャースが両局に対して、取材パスを凍結したとする一部週刊誌の報道もあったが、「取材できなくなったという事実はない」(フジ・港社長)、「取材への支障は出ていない」(日テレ・石沢社長)と釈明した。 フジの日シリの、NPBが剝奪する案も浮上  なぜ、これほどまでに大谷選手を大量に扱うのか。  キー局で情報番組の制作に携…

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高校合格のご褒美に二重まぶた 10代に広がる美容整形を考える

[PR]  まぶたを二重にしたい、を解消したい――。小中高校生の間で、が身近なものになりつつあります。背景にあるものは? 親や子は、どう向き合うべきなのでしょうか。(伊木緑)  首都圏に住む高校1年の女子生徒(15)は中学卒業を控えた2月上旬、二重まぶたにするための手術を受けた。片目は二重、もう片方は奥二重。左右非対称なことがコンプレックスだった。  メスを入れず、まぶたを糸で留めて二重のラインをつくる「埋没法」は、小学生の頃からで知っている。のりなどでまぶたを二重にする「アイプチ」を使い始めた中2の頃から、埋没法できれいな二重にしたいと考え始めた。両親に相談すると、父が「高校に合格したら」と約束してくれた。 近年急速に増えている10代の美容整形。記事の後半では、美容整形のリスクや整形願望にひそむルッキズムとどう向き合うかを考えます。  その言葉をモチベーションに…

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忠誠求めるトランプ氏に日本は 影響力陰る米国の「穴」埋められるか

[PR]  「米国が歴史的に抱いてきた価値観は、もはや当てにできない。日本はそうした環境に備えなければならない」。著名な米国際政治学者、イアン・ブレマー氏は先月、東京で講演し、地域で「日本がより大きなリーダーシップを発揮しなければならない」と訴えた。  や民主主義、法の支配――。米国が牽引(けんいん)してきた価値観外交が瓦解(がかい)し、国際秩序を主導するリーダー不在の時代にある。ただでさえ、日本を取り巻く環境は厳しい。安全保障で連携を強める米国と、日本の最大の貿易相手国である中国が対立を深め、中国や北朝鮮といった権威主義国家に囲まれ、安保環境は悪化している。  そこに同盟軽視で米国第一、を振りかざすが再登板し、日本は同盟の維持・強化にも苦心するだろう。政府内からは「4年間耐え忍ぶしかない」(幹部)との声も漏れる。 米大統領選で共和党のドナルド・トランプ前大統領が返り咲きました。米国に、日本に、世界に、どんな影響をもたらすのか。海外特派員や編集委員が展望します。  国際情勢を俯瞰(ふかん)することなく、対米輸出品へのを引き上げたり、対米投資拡大や増、米国製装備購入などを求めるだろう。日本経済界からも過度な保護主義に陥らず、自由貿易体制を尊重するよう警戒の声が上がる。  奔放で忠誠心を求めるトラン…

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経済の停滞が招く統治能力の低下 中国も西側と同じ道をたどるのか

[PR]  政権は大丈夫なのか。そう考えてしまう理由の一つは、不動産不況への対応の遅さだ。やっと本気になってきたが、今までの対策は小出しで、打開の見通しが立たない。  少子高齢化への対応も鈍い。先日決まった年齢の引き上げは、検討され始めて10年以上が経つ。しかも増加が確実なをどうまかなうのかという大問題が控えている。  半世紀前の議論を参照したい。主要国の識者による日米欧委員会(現・三極委員会)総会が1975年5月、京都で開かれた。そこでのハンチントン・米ハーバード大教授(当時)らの報告をまとめた「民主主義の統治能力」(サイマル出版会)は今も様々な論考で引用される。  豊かになった国民は期待を増…

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海上自衛隊の掃海艇 延焼、沈没なぜ? 船体は木製、定員満たさず

[PR]  沖で10日朝に発生したの「うくしま」の火災は、その後も延焼を続け、発生から1日近く経って船体は海中に沈没した。なぜ出火し、延焼をくい止めることができなかったのか。  「このまま延焼が続くと沈没する可能性がある」「(乗組員が)甲板に立っていられないくらいの熱風だった」  日曜の夜に緊急会見を開いた海自トップの斎藤聡・の表情は硬かった。  うくしまが沈没したのは約12時間後の11日朝だった。海自艦艇の沈没は1966年以来のことだ。  海自は、船底近くにあるエンジンルームが出火元とみている。行方不明の3等海曹と、病院搬送されたもう1人の隊員の計2人が当直勤務をしていた。  進水から23年のうくしまは…

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文楽人形遣い、人間国宝の吉田簑助さん死去 91歳

 の人形遣いで、華やかで表情豊かな表現でファンを引きつけたの(よしだ・みのすけ、本名平尾勝義〈ひらお・かつよし〉)さんが7日、内の病院で死去した。91歳だった。通夜は11日午後7時、葬儀は12日正午から5の3の10の公益社千里会館で。喪主は妻匡子(きょうこ)さん。  大阪市出身。父の桐竹紋太郎も人形遣いだった。1940年に6歳で文楽に入門し、桐竹紋二郎を名乗った。61年に三代簑助を襲名。女形、立ち役(男役)ともに遣い、特に娘役は師匠の吉田文五郎や桐竹紋十郎譲りの華やかでかれんな芸風で高い人気を誇った。  立ち役の初代吉田玉男と名コンビを組み、戦後退潮しかけた文楽人気の盛り返しの中心を担い、94年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。  98年に大阪・の楽屋でで倒れ、入院したが、を重ねて翌年には舞台に復帰した。その後も「」のお初、「本朝廿四孝(にじゅうしこう)」の八重垣姫など大役を演じた。「艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)」のお園、「新版歌祭文」のお光、「」のお軽など多くの当たり役を持ち、80歳を超えても舞台に立ち続け、2021年に87歳で引退した。一番弟子のさんら後進も多く育てた。  06年にはパリ公演などの実績が評価され、仏芸術の最高章コマンドールを受章。09年に、12年に会員。著書に「頭巾かぶって五十年」などがある。

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ふっくら包んで、おにぎり人気急上昇 専門店は2千店超 4年で倍増

[PR]  おにぎり人気が止まらない。ここ数年専門店が急増し、コンビニでの売り上げも好調だ。コメの消費量が減少するなか、おにぎり市場が活気づいている。  レストラン検索・予約サービス「」を運営するによると、同サイトに登録されたおにぎり店の数は8月末時点で2055店。2020年(同時期)の1162から、ほぼ倍増した。  のJR前にある老舗おにぎり専門店「ぼんご」の土曜は忙しい。開店1時間前の午前8時には行列ができ、午後9時の閉店までに1200~1500人が訪れる。  厳選した具をふっくらとご飯で包み込む。1個350~700円の「握らない」おにぎりが評判となり、約10年前から店外に長蛇の列ができはじめた。  1960年の創業当時、おにぎりは家で作って食べるものだった。右近由美子社長(72)は「1個700円のおにぎりを最大8時間並んで食べていただくまでになりました」。外国人客も多く、1日の客の約3分の1を占めることも。おにぎりとサービスを受け継ぐ元従業員が国内外に出店した数は20以上に上る。 おにぎり人気の理由とは?  最大手「」だ…