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海上自衛隊の掃海艇 延焼、沈没なぜ? 船体は木製、定員満たさず

[PR]  沖で10日朝に発生したの「うくしま」の火災は、その後も延焼を続け、発生から1日近く経って船体は海中に沈没した。なぜ出火し、延焼をくい止めることができなかったのか。  「このまま延焼が続くと沈没する可能性がある」「(乗組員が)甲板に立っていられないくらいの熱風だった」  日曜の夜に緊急会見を開いた海自トップの斎藤聡・の表情は硬かった。  うくしまが沈没したのは約12時間後の11日朝だった。海自艦艇の沈没は1966年以来のことだ。  海自は、船底近くにあるエンジンルームが出火元とみている。行方不明の3等海曹と、病院搬送されたもう1人の隊員の計2人が当直勤務をしていた。  進水から23年のうくしまは…

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一力遼、名人獲得へ驚天動地の「自陣放棄」 みるみる縮んだ敵陣

[PR]  ここで決着をつけるか。敗れて最終局にもつれ込むか。第49期七番勝負の第6局(主催・朝日新聞社、協力・ホテル三日月)。挑戦者の一力遼棋聖(27)は、勝負どころで肉を切らせて骨を断つ英断を下した。確かな読みに基づく度胸が勝負の流れを大きく引き寄せた。  挑戦者に悪手らしい悪手は見当たらず、相手の芝野虎丸名人(24)にもはっきりとした敗着が見えない。互いに秘術の限りを尽くした本局を、解説の九段は「掛け値なしの好局」とたたえた。数ある見どころの中から、もっとも劇的な応酬を紹介する。  実戦図1 中盤戦たけなわの盤上を俯瞰(ふかん)すれば、黒番の名人は右辺から中央にかけて巨大な模様を敷いている。これを大きくまとめて、各隅で陣地を稼ぐ白番の挑戦者に対抗しようというのだ。  やっかいなのは、左下に抱え…

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社会運動、「内部者」として貢献 喜ばしい一方で…距離に悩む専門家 社会運動の中での心の揺れや孤立感

[PR] Re:Ron連載「あちらこちらに社会運動」第5回【おもし論文編】  9月に最終回を迎えたNHK「」を楽しく見た。さまざまな切り口から論じることができるドラマだが、社会運動研究者としては、女性裁判官である主人公・寅子たちが、同じく女性の権利のために専門知を生かし、女性のや、尊属殺重罰規定といった問題に関わりながら社会変革を行おうとする姿がとても頼もしく、また興味深く思えた。  弁護士をはじめとして、マイノリティー当事者の中でも専門知を有する人々や、専門職の人々が社会運動に関わることは多い。例えば、性的マイノリティーの弁護士によるや同性パートナーシップといった制度のための活動や、外国ルーツの研究者によるエスニシティーをめぐる社会問題への関わり、リプロダクティブヘルスアンドライツ(自分の身体にまつわる事柄を自分自身で選択し、決められる権利)に携わる女性医師の活躍などが代表的な例だろう。  こうした例はもちろん日本だけではない。アメリカでは、に抗議する「The battered women’s movement」やセクシュアルハラスメントへの抗議行動において女性のや女性弁護士が活躍した。  一方、個人として特に関心を引かれたのは、寅子の葛藤の側だ。  むろんずば抜けた勇気や信念に基づいて行動しているものの、一方で彼女の職業人生には多くの「揺らぎ」が見られる。裁判官という職業上の立場では、社会的に弱い立場に置かれた人々の権利を守ろうとする信念だけでは職務を全うできない場合もある。  当事者性を共有する専門職・専門家と社会運動の関係は、利害も感情も共有してしまえるからこそ難しい部分もある。社会運動をするにあたって、社会的立場の特殊性や専門知など、他の人が持たないタイプの資源を有するため重宝されやすい。だが、だからこそ孤立や重責を抱えやすいのが専門職や専門家の宿命と言える。 専門家であり参加者である「葛藤」  専門職や専門家の運動参加を対象とした論文は社会運動研究でも数多くあるが、1人の専門家にし、その人が社会運動に参与する際の心の「揺れ」や、専門職・専門家である自分と社会運動参加者である自分の立場の間で生じる葛藤を描いたものが多い。 【今回の論文】サリー・イングル・メリーによる、「とアクティビズム」についての論文 Sally Engle Merry, 2005, “Anthropology and Activism: Researching Human Rights across Porous Boundaries” PoLAR, 28(2): 240-257.  著者であるサリー・イングル・メリーは著名な法人類学者だ。グローバルな人権問題に関わる数多くの研究を行っているが、研究の中で得た知識との女性の権利保護運動は共通する部分が多い。そのため、社会運動団体にアドバイザーとして参与したり、社会運動の会合で講演をしたりしているものの、なかなか思ったようにいかないことに悩む。  メリーが最初に経験した戸惑…

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開かれた国会のために

[PR]  「さあ、カーテンを開けて太陽の光を入れよう。より開かれた議会にしましょう」。で14年前、与党・を率いたジュリア・ギラード首相は記者会見でそう呼びかけた。総選挙で与野党ともに届かず、70年ぶりの「宙づり議会」になっていた▼無所属議員らの協力でギラード氏が政権継続を決めたのは選挙の…

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将棋・渡辺明九段に紫綬褒章 「羽生世代の年齢まで活躍したい」

[PR]  平成の棋界を牽引したことで知られる将棋の九段(40)がを受章することが2日、発表された。  将棋棋士として6年ぶり16人目、最年少での褒章受章となる。「想像していないことだったので、率直に驚きました。先輩方と比べて自分が若く受章する理由はほぼないので。(将棋人気の)波に乗らせていただいた結果なのかな」。ストレートな物言いを好む人ならではの感想を口にした。  、、に続く4人目の中学生棋士に。20歳から竜王を9連覇するなど、歴代4位のタイトル獲得通算31期を重ねた。  周到な事前研究を先鋭化させた戦略家。堅牢な自陣を築き、巧妙に攻めをつなぐ棋風は平成後期の流行を牽引(けんいん)した。  AIによる盤上技術の革新を受けて30代半ばに一時低迷したが、棋風改造によって復活した。2020年、初の名人に。以降3連覇を飾った。  「20代の頃は本当にがむしゃらにやっていた。30代からは追われる立場になって。40代と50代で活躍するのは大変だなっていうのは実際なってみて感じる。羽生世代を中心に自分より一回り以上の先輩方がまだ活躍されているので、同じような年齢まで活躍したい気持ちはあります」  名人には過去6度のタイトル戦に全て屈している。昨年のでも敗れ、19年ぶりの無冠に転落しただけに、雪辱は今後の棋士人生に残された大きな宿題になる。「自分が元々いたポジションに戻ることを諦めているわけじゃない。研究への熱量は変わらないです。何をしていけばいいか考えてやっていきたい」。今年もで挑戦者になるなど頂点への返り咲きを見据えている。  大棋士たちがまとってきた孤高の風情とは対極の人柄。若手の兄貴分的存在で棋界地図の中心にいる。ぶっきらぼうを装いながら、実のところは朗らかな人情家でもある。競馬、、ぬいぐるみなど趣味人の顔も持つ。  妻は漫画家の伊奈めぐみさん。夫の日常をコミカルに描いた「将棋の渡辺くん」は累計50万部を超え、藤井名人も愛読している。(北野新太) 渡辺明九段、紫綬褒章受章「元々いたポジションに戻ることを諦めているわけじゃない」~会見ノーカット~=北野新太撮影

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映画界、女性の割合なぜ低い? 監督らが意見交わす「朝5時から…」

[PR]  1985年に始まった国内の映画の一大イベント、。6日に閉幕した今年の第37回では、映画界における女性の立場について考えるシンポジウムが開催された。女性監督12人が次々に登壇し、仕事での悩みについて語り合った。  4日のシンポジウム「女性監督は歩き続ける」。2021年に映画界での平等を推進する国際的な憲章に署名した同映画祭が今年新設した、女性監督作や女性が活躍する作品を集める「ウィメンズ・部門」の目玉企画だ。7時間にわたって開かれ、約240人が来場した。  「子どもの年齢が上がるまで現場に戻れない」「母親になってキャリア形成が難しくなった」――。登壇した女性監督の間で繰り返し話題にあがったのは、子育てとの両立だった。 公開作の女性監督比率は1割  映画界で働く女性の割合は低…

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将棋・西山女流三冠2敗目も「充実感あった」 棋士編入試験第3局

[PR]  女性初の棋士を目指す将棋の西山朋佳女流三冠(29)=白玲・女王・=が8日、ので指された棋士編入試験第3局で上野裕寿四段(21)に敗れ、1勝2敗となった。試験は若手棋士5人を相手にした五番勝負(持ち時間は各3時間)で、3勝で合格。西山女流三冠は、もう1敗もできなくなった。12月に予定される第4局では、宮嶋健太四段(25)と対局する。  1勝1敗で迎えた本局で西山女流三冠は得意とするの中でも、自ら「あまり指していない」というで挑んだ。「意表を突かれました」と上野四段。昨年度は、今年度は青流戦と若手棋戦で優勝を重ねた実力者の上野四段を苦しめ、強さを示す場面もあった。「中盤は押さえ込まれる展開で、苦しいと感じていた。西山さんの強さだったかなと思います」と局後に上野四段。だが、「軽視していたが、(指されてみると)想像以上に厳しかった手」を上野四段に喫するなど、苦戦に陥ると、流れを変えることは出来ず、109手で敗れた。終局は午後5時27分。終局後、西山女流三冠は「本局、負けてしまったところではあるんですが、新しいこと(四間飛車)も試して、充実感もありました。次回も課題をもって挑めれば、いいかなと思います」と話した。  将棋の「棋士」と「」とでは制度が異なる。棋士は、性別を問わず、棋士養成機関「奨励会」で会員同士の対局で好成績を挙げ、「卒業」すれば、プロと認められる四段になれる。ただし、奨励会に女性が在籍した例はあったが、棋士になった女性は、これまでのところ、いない。  西山女流三冠も、奨励会に在籍し、最終関門の三段リーグに挑んだが、惜しくも四段昇段を逃した。  奨励会を経ずとも棋士になれる道として、棋士編入試験があり、棋士の公式戦で規定の好成績を挙げたアマチュアや女流棋士が受験できる。棋士編入試験に挑む女性は西山女流三冠が2人目。最初に受験した福間(旧姓・里見)香奈女流五冠(32)=清麗・女流王座・・・=は0勝3敗で、不合格だった。(佐藤圭司)

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現職警察官を酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕 新潟県警

[PR]  は11日、現職の警察官を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕したと発表した。容疑を認めているという。  現行犯逮捕されたのは西蒲署地域課の巡査長、鈴木貴之容疑者(31)。県警によると、鈴木容疑者は11日午後5時17分ごろ、の国道116号で酒気を帯びた状態でを運転した疑いがある。この国道の交差点で対向車2台と相次いでぶつかる事故を起こし、西蒲署員が現場で酒の臭いに気付いて呼気検査をしたところ、基準値を超えるアルコールが検出された。この事故で対向車の1人が胸の痛みを訴えているという。容疑者はこの日休みで、1人で私有車に乗っていたという。  警では10月に上越署の巡査部長(当時)が不同意わいせつ容疑で逮捕され、昨年は組織犯罪対策課次長の警部(当時)が不同意性交容疑などで逮捕、起訴されている。  同県警の松川寛治首席は「相次いで現職の警察官が逮捕されたことを深くおわび申し上げる。捜査、調査を尽くし、厳正に対処する」とコメントした。(山崎靖)

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バイオ燃料対応の乗用車普及に支援策 経産省が行動計画策定へ

[PR]  は11日、2030年代から新しく販売される全ての乗用車に対し、植物由来のを混合したガソリンに対応できるよう求める方針を決めた。来夏までに、普及に向けた支援策などを盛り込んだ行動計画をまとめる。  バイオ燃料はトウモロコシやサトウキビからつくるエタノールが由来で、は20%分をガソリンに混ぜた燃料の普及をめざす。自動車メーカーに対応車の販売を求めるほか、りにも混合技術の発展に取り組んでもらう。30年代のなるべく早い時期に対応車を普及させる目標だ。  国内の(CO2)…

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宮城のメガソーラー中断、訴訟焦点に 業者「再開も」、地元「前進」

[PR]  加美町のゴルフ場にを建てようとしていた事業者が、経済産業相に届け出た準備書を取り下げたことが明らかになった。計画はいったん中断することになり、地元は「一つ前進した」と受け止める。今後は、町と事業者が土地所有権をめぐり争う訴訟に焦点が移る。  ゴルフ場は「やくらいサイズゴルフ倶楽部」で、事業者はを拠点にするカナディアン・ソーラー(CS)のグループ会社。やCSの担当者によると、約80メガワットのメガソーラーの建設を計画し、に環境影響評価準備書を届け出ていたが、10月下旬に取り下げた。CSは県にも直接伝えた。  出力40メガワット以上のメ…