[PR] は11日、現職の警察官を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕したと発表した。容疑を認めているという。 現行犯逮捕されたのは西蒲署地域課の巡査長、鈴木貴之容疑者(31)。県警によると、鈴木容疑者は11日午後5時17分ごろ、の国道116号で酒気を帯びた状態でを運転した疑いがある。この国道の交差点で対向車2台と相次いでぶつかる事故を起こし、西蒲署員が現場で酒の臭いに気付いて呼気検査をしたところ、基準値を超えるアルコールが検出された。この事故で対向車の1人が胸の痛みを訴えているという。容疑者はこの日休みで、1人で私有車に乗っていたという。 警では10月に上越署の巡査部長(当時)が不同意わいせつ容疑で逮捕され、昨年は組織犯罪対策課次長の警部(当時)が不同意性交容疑などで逮捕、起訴されている。 同県警の松川寛治首席は「相次いで現職の警察官が逮捕されたことを深くおわび申し上げる。捜査、調査を尽くし、厳正に対処する」とコメントした。(山崎靖)
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履歴書の顔写真「露骨」に影響 人事担当のバイアス、実験で明らかに
[PR] 社会学が専門で、「」を研究する講師の矢吹康夫さんは、国のを得て「履歴書の顔写真が採用選考の判断に及ぼす影響」について調べた。その結果は「思っていた以上に露骨」だったという。「履歴書に写真は必要ない」と主張する矢吹さんに、その理由を聞いた。 ――研究のきっかけを教えてください。 2020年に署名サイトで「履歴書から写真欄もなくそう」と運動しました。その半年ほど前に「履歴書から性別欄をなくそう」という運動があったのがきっかけです。は21年、性別欄から男女の選択肢をなくした履歴書の様式例をつくったのですが、顔写真についてはいまだ変わっていません。 ――どうやって調べたのでしょう。 ウェブ調査会社に登録している企業の人事担当者818人に、架空の履歴書を1人につき8枚見せ、書類選考を通る可能性を10段階で評価してもらいました。 履歴書に貼った顔写真は、立…
米国の力、問われる行使の仕方 ガザ戦闘と中東の将来像を左右
[PR] 「に期待する。虐殺を止めるには強い指導者が必要だ」。軍の侵攻にさらされるで、アセフ・アブタハさん(29)は「戦争を止める」というトランプ前米大統領の勝利演説に希望を見いだした。 トランプ氏は露骨なまでにイスラエル寄りと知っているが、米国の大統領が誰になろうと、イスラエルを支援するのは変わらない。ならば、その影響力を使ってネタニヤフ首相を止めてくれ――。1年以上の戦闘で4万3千人超が死亡したガザからの悲痛な叫びだ。 米大統領選で共和党のドナルド・トランプ前大統領が返り咲きました。米国に、日本に、世界に、どんな影響をもたらすのか。海外特派員や編集委員が展望します。 ガザでの民間人被害の多さを批判する米国内外の声の高まりを受け、大統領はネタニヤフ政権を非難したが、歯止めをかけられず、停戦を実現することはできないままだ。 イスラエル、アラブ諸国の関係正常化は この間、米国がイスラエルに…
宮城のメガソーラー中断、訴訟焦点に 業者「再開も」、地元「前進」
[PR] 加美町のゴルフ場にを建てようとしていた事業者が、経済産業相に届け出た準備書を取り下げたことが明らかになった。計画はいったん中断することになり、地元は「一つ前進した」と受け止める。今後は、町と事業者が土地所有権をめぐり争う訴訟に焦点が移る。 ゴルフ場は「やくらいサイズゴルフ倶楽部」で、事業者はを拠点にするカナディアン・ソーラー(CS)のグループ会社。やCSの担当者によると、約80メガワットのメガソーラーの建設を計画し、に環境影響評価準備書を届け出ていたが、10月下旬に取り下げた。CSは県にも直接伝えた。 出力40メガワット以上のメ…
「神戸をカレーの街に」華麗な広がり それは一人の店主から始まった
[PR] 「#神戸をカレーの街に」。SNSでこんな発信が広がり続けている。の投稿は2万7千件に上り、神戸のカレーのデータベースと化している。仕掛けたのは、ひとりのカレー店主。その情熱の裏には、「神戸ならではの課題」があった。 【スパイスやさしめ、辛さひかえめ、たまにピリ辛】 【神戸の屈指の人気店は超絶美味しかった】 「#神戸をカレーの街に」で検索すると、店も種類も彩りもさまざまなカレーの動画や写真が目に飛び込んでくる。 のカレー店「ラージクマール」やカフェを経営する片山絢一(けんいち)さん(38)が、2017年末ごろから始めたハッシュタグだ。その後、同業者やカレー好きの間で、どんどん広がった。 港町ならではの多彩さ、でも… カレーと言えば、有名店がしのぎを削る東京・が聖地と言われる。大阪の文化も注目される。スープカレーなら札幌が有名だろう。 一方の神戸。港町として海外…
第一印象のわな 0.1秒で「有能さ」判断するリスク、どこまで自覚
[PR] 記者コラム 「」 編集委員・岡崎明子 今年は世界各地で重要な選挙が行われる「選挙イヤー」だという。米国では大統領選、日本でも、総選挙と続いた。 を専門とするシカゴ大のアレクサンダー・トドロフ教授は、2人の政治家候補の顔写真を見せ、どちらが当選するかを予測させる研究を世界各地で行っている。米国でも日本でもでも「第一印象」によって約7割が当選者を言い当てることができ、子どもでも同じ結果が得られるという。 著書「第一印象の科学」によると、判断を下すのに必要な時間は0・1秒。人は「より有能に見える」候補者を、本能的に選んでいるという。 では、第一印象が常に正確かといえば、そんなことはないともトドロフ教授は指摘する。たとえば同じ人物でも、表情や写真の撮り方によって印象は大きく異なる。「犯罪者は凶悪な顔」「攻撃的な顔のスポーツ選手は反則しやすい」など、私たち自身が抱くバイアスによっても大きく左右される。 第一印象で損をすることが多い私は、この指摘に激しくうなずいた。「第一印象差別」とも言える現象は、日常生活のあらゆるところに潜んでいる。 その一つが、履歴書に添付する顔写真だろう。講師の矢吹康夫さんは、企業の人事担当者818人に、1人につき8枚の架空の履歴書を見せ、書類選考を通る可能性を評価してもらう実験を行った。履歴書には特徴のない顔のほか、茶髪、顔に赤いあざがあるなど加工した写真を添付した。 その結果、最も低い評価を受けたのはの男性で、肥満の女性、茶髪の男性、顔にあざがある男性と続いた。茶髪は女性より男性の方が、肥満は男性より女性の方が低く評価されるというバイアスも明らかになった。 「思っていた以上に、露骨に…
中央大付属中高校長から受験生へ 「本当の自由」を体験したいなら
主に首都圏の中学・高校の校長から受験生へのメッセージを随時配信します。 [PR] 中央大付属中高() 石田雄一校長 校則のない学校として知られています。高校には制服もなく、生徒たちは思い思いの格好をしています。ただ、「真の自由は、自己を律することによって得られる」との一文から始まる「126文字の基本ルール」があります。 初めてこれを見た時、「12条だ」と思いました。各自が自らを律し、他者の自由や権利を尊重し、集団生活のなかで自由の意味を絶えず問い直していくこと。いわゆる「公共の福祉」を、学校生活のなかで学びます。 制服がなく、服装に制約がないとしても、TPO(時、場所、場面)を考えることは必要ですよね。交際相手の両親に会うとき、奇抜な格好で行ったらどうなるか。相手が厳格な親なら、つきあいをやめるよう言われるかもしれません。それでも、自分のスタイルを貫くのか。アルバイトの面接では、どのような服装をすべきなのか。 そういう折り合いの付け方は、自分で考えて、経験し、初めてわかるもの。大人が「こうしなさい」と決めるのは、子どもたちから考える機会を奪うことになりかねません。 中学生は「自主・自治・自律」の土台づくり 中学生は、まだ大人が見守る…
TV局の大谷フィーバーはなぜ「視聴率が…」 フジ取材パス没収問題
[PR] の強豪・ドジャースに移籍し、メジャー初の同一シーズン「50本塁打、50盗塁」、(WS)制覇を果たした選手。そんな人気を見込んだフジテレビに対し、NPB()は11日、の開催時間帯に大リーグのWSの録画放送を中継したとして、日シリの取材パスなどを没収していたことを認めた。 そもそも、この1年はテレビ各局の過熱した報道も目立ち、なかでも一部の報道番組や情報番組では、大谷選手のプライベートなどをつぶさに報じ、批判の声も上がっていた。なぜ、テレビ各局は大谷選手の扱いが過熱しがちなのか――。 「番組制作者もヒトの子。毎日、事件・事故を扱ってたら心が削られてしまう。でも、大谷選手のニュースは誰も傷つけないし、ポジティブな気持ちにさせてもらえる」。あるキー局関係者は、背景をこう話す。 大谷選手の結婚では、特に報道が過熱した。2月29日、大谷選手がで結婚を発表すると、テレビ各局は夕方のニュース番組などで次々と報じた。 NHKも、派閥による裏金事件を受け、のを中継している最中に速報。現職首相として史上初めて首相(当時)が政倫審に出席した日だったが、その日の報道番組「ニュースウオッチ9」では、大谷選手の結婚をトップニュースで扱った。 春には、「新居報道」問題が起きた。フジは情報番組の「めざまし8」や「イット!」、日テレは報道番組「news every.」で、大谷選手の米国の新居について撮影したり、近隣住人へ取材したりして、ネット上などで批判を浴びた。 その後、フジの港浩一社長と日テレの石沢顕社長は、それぞれの定例会見で謝罪。所属するドジャースが両局に対して、取材パスを凍結したとする一部週刊誌の報道もあったが、「取材できなくなったという事実はない」(フジ・港社長)、「取材への支障は出ていない」(日テレ・石沢社長)と釈明した。 フジの日シリの、NPBが剝奪する案も浮上 なぜ、これほどまでに大谷選手を大量に扱うのか。 キー局で情報番組の制作に携…
回り道人生の江本孟紀さんの「反権力」に共感 今の政治は学べるか
[PR] 記者コラム 「」 編集委員・後藤洋平 8月下旬から9月中旬まで、元プロ野球選手で参院議員も務めた野球評論家・江本孟紀さんに半生を振り返ってもらう連載「」を朝刊文化面で手がけた。 出場が決まっていたのに部の不祥事で出られなかった高校時代、外で東映フライヤーズに入団した翌年にさん率いる南海ホークスにトレードされての才能開花、そして阪神で活躍したのち「ベンチがアホやから野球がでけへん」の名ゼリフ?での突然の引退。挫折の連続から、予想もしなかった人生を歩んできたことを聞き、そのまま記事にした。 連載中には取材先から「エモやんの記事、読んでるよ」と多数声をかけられたが、私の専門がファッションや芸能、放送なので、「なぜお前が江本さんの連載を?」と聞いてくる人もいた。 20年前、さんら応援のあの選挙で… 初めて江本さんの取材をしたのは、参院議員を辞して立候補した2004年の選だった。当時私はスポーツ新聞の入社6年目の記者で、大阪を拠点に芸能と社会を担当していた。上司から選挙戦で江本さんに密着するよう命じられ、元サッカー選手のラモス瑠偉さんやのさんらが応援に駆けつけたことなどを含め、スポーツ紙らしい切り口で連日記事を書いた。 連載のなかで江本さんは「俺…
元ひめゆり学徒隊・与那覇百子さん死去 96歳、児童書のモデル
末期ので「」に動員され、戦後はとして活動した与那覇百子(よなは・ももこ)さんが8日、老衰のため死去した。96歳だった。 首里市(現・)で生まれ、沖縄女子部に在籍中の1945年3月末、学徒動員される。負傷兵の看護にあたり、6月18日に学徒隊に解散命令が出た後は戦地をさまよい、米軍の捕虜に。戦争で父と姉2人のほか、多くの級友を亡くした。 戦後の55年に上京し、東京や埼玉で生活。学校や自治体で平和の語り部として体験を語り、()の証言員としても活動した。 著書に「生かされて生きて」。22年に出版された児童書「ももちゃんのピアノ」のモデルにもなった。