[PR]
記者コラム 「」 編集委員・後藤洋平
8月下旬から9月中旬まで、元プロ野球選手で参院議員も務めた野球評論家・江本孟紀さんに半生を振り返ってもらう連載「」を朝刊文化面で手がけた。
出場が決まっていたのに部の不祥事で出られなかった高校時代、外で東映フライヤーズに入団した翌年にさん率いる南海ホークスにトレードされての才能開花、そして阪神で活躍したのち「ベンチがアホやから野球がでけへん」の名ゼリフ?での突然の引退。挫折の連続から、予想もしなかった人生を歩んできたことを聞き、そのまま記事にした。
連載中には取材先から「エモやんの記事、読んでるよ」と多数声をかけられたが、私の専門がファッションや芸能、放送なので、「なぜお前が江本さんの連載を?」と聞いてくる人もいた。
20年前、さんら応援のあの選挙で…
初めて江本さんの取材をしたのは、参院議員を辞して立候補した2004年の選だった。当時私はスポーツ新聞の入社6年目の記者で、大阪を拠点に芸能と社会を担当していた。上司から選挙戦で江本さんに密着するよう命じられ、元サッカー選手のラモス瑠偉さんやのさんらが応援に駆けつけたことなどを含め、スポーツ紙らしい切り口で連日記事を書いた。
連載のなかで江本さんは「俺…